Amazonログイン&ペイメントが日本でもスタート! これでなにが変わる?
東洋経済より
アマゾン・ジャパンは、5月11日、日本国内向けに「Amazonログイン&ペイメント」の提供を開始した。このサービスは、アマゾン・ジャパン以外のECサイトで、アマゾンアカウントによるログインと、アマゾンを経由した決済を行えるようにするものだ。
ECサイトでは、顧客情報やクレジットカード情報の管理、決済システムを自前に用意しなくてもよくなる。またアマゾン・ジャパンを利用している消費 者なら、改めてIDやパスワードを作ったり、カード情報を入力したりしなくても、普段のアマゾン・ジャパンの決済情報と配送先情報で買い物をすることがで きる。
同サービスはすでに、米国、イギリス、ドイツ、インドで提供されており、日本は5カ国目の導入となり、世界では約1万社ほどが採用している。
引用元:東洋経済 日本上陸!超便利な「アマゾン決済」の衝撃度
この記事。アマゾンの決済がアマゾン以外のECサイトでアマゾンアカウントによって決済を行えるようになる、とのこと。「Amazonログイン&ペイメント」というようだ。
今現在、日本では「出前館」と「劇団四季」の2つが立ち上げ時の採用サイトとなっている、ということでまだ広く公開されているわけではないようだ。
今までのECショップで、クレジットカード決済にする場合、カード片手に毎回入力するか、一度購入したことのある店に残ったアカウントからカードを選ぶ形で選択する、というのが一般的。
アマゾン決済が導入されれば、販売者は別途クレジットカード会社と提携しなくても、アマゾン経由で決済ができる、ということになって、アマゾンアカウントを持ったユーザーにとっては購入時の入力の煩わしさがない、ということになる。(決済方法はきっとアマゾンに準ずるのでクレジットカード決済だけではなさそう)
イメージとしては、アマゾンのFBAのマルチチャネルサービスの決済版、というのにちょっと近いのかな?
まだ一般的に使われていないけれど、アマゾンのこと。きっとつなぎこみも比較的簡単にできるような気がする。(単純な予感だけど)
Amazonログイン&ペイメントで考えられるメリットとデメリットを勝手に考えてみる
一般的に公開されれば、ということを前提にしますが、勝手にメリットとデメリットを予想してみる。
メリット
ショップ運営者の立場でのメリット
- ネットショップの決済部門をアマゾンに丸投げできる
- 自前でクレジットカード会社と提携する必要がなくなる
- 売上管理をアマゾンに一本化できるため、経理が楽になる
- アマゾンユーザーを取り込めてお店の売りになる
ユーザー側のメリット
- 店舗ごとに個人情報を入力する必要がない
- アマゾンに慣れている人は買い物がスムーズになる
- クレジット以外の決済方法を選べる?(多分)
- なにを買ったのかの一覧をアマゾン画面で確認できる
デメリット
ショップ運営側としてのデメリット
- 今使っているカートシステムがアマゾンに対応するかどうかで見直しを迫られる
- 自分の顧客がアマゾンに流れてしまう
- アマゾンとの紐付けでアマゾンのようなサービスを求められる?(即日発送など)
- 万が一、アマゾン側にアカウントを削除などされたら他の決済を準備する必要がある
- ついで買い機能や購入後のオファーページの設定などカート独自の機能が使えなくなる?
- 若年層、高年齢層にはアピールが少ない?
ユーザー側としてのデメリット
- アマゾンに買った商品の一覧が全て出ることの抵抗がある人もいる?
- どこのショップで購入したか分かりづらくなる?
まだ、不明点が多々あるので、間違っていることもあるかもしれないけれど、今思いつくメリットとデメリットはこんな感じ。
思いついたらまた更新します<(_ _)>
なんだかアマゾンの↑のマークがニヤリに見えてきたなー